借金のことで頭がいっぱい、そんな人は債務整理するしかないです。そのままだと精神的に追い詰められてうつ病になって自殺とか普通にありえます。
昔、消費者金融に勤めていたころ、債務者の家族から死亡診断書が送られてきて、死亡理由が自殺って何回も見ました。
お金が原因で自殺するなんてもったいない。債務整理してスッキリして、人生やり直すべきです。
4つの債務整理のメリット・デメリット
任意整理のメリット・デメリット
任意整理が適しているのは借入先が少なくて、金額も比較的少額の場合です。個人で業者と交渉するのは、ほぼ無理です。業者が受け付けてくれません。そのため、司法書士や弁護士に依頼することになります。費用は1社あたり2~3万円程度で、地域にもよります。
メリット
- 自分の返済計画を柔軟に受け入れてもらえる可能性が高い。
- 依頼後、受任通知を業者が受け取ったあとは、取り立て行為が禁止されているの、支払開始までは取り立てが止む。
デメリット
- 話し合いに応じない業者への強制力がなく、調停や破産を勧められることもある。
- 事故情報に登録される場合がある。登録しないでと弁護士から依頼されても、登録する業者は存在しました。
特定調停のメリット・デメリット
特定調停が適しているのは借入先が少ない場合です。裁判所で自分で手続きを行うので、費用も印紙代だけで週千円で出来るので、手持ちのお金がない場合などはいいかも知れませんが、全部自分で調停委員と業者と話し合いするため手間はかかります。
メリット
- 裁判所にて調停委員が間に入っての話し合いになるので公平な結論が期待できる。
- 返済計画に強制力があるので、給料などの差し押さえがある場合はそれを止めることができる。
- 費用が印紙代だけなので安く済む
デメリット
- すべての業者との面談が必要となるので手間がかかる
- 判決と同じ効力を持つので、返済が滞った場合などは、すぐに給料等の差し押さえられる
- 情報機関に事故情報が出される
個人版民事再生のメリット・デメリット
個人版民事再生が適しているのは借入先や金額が多い場合です。法律家が裁判所を通して手続きを行うので、費用はある程度かかりますが(30万~60万程度)、住宅ローンがあり、住宅を手放したくない場合などに適しています。
メリット
- 任意整理では解決できなかった場合でも債務整理できる
- 住宅ローン特別条項により家を売却せずに債務整理ができる
- 返済計画に強制力があるので、給料などの差し押さえがある場合はそれを止めることができる。
デメリット
- 給与等の定期的な収入がある人しか利用できない
- 手続きに費用と時間がかかる
- 官報に氏名、住所が記載される
自己破産のメリット・デメリット
自己破産が適しているのは借入先や金額が多い場合です。返済計画が立てられず、見込みがない場合は自己破産となります。個人でも申し立ては可能ですが、相当の知識は必要なため、法律家に相談することが多い。費用は30万~60万程度。
メリット
- 全ての借金から解放される
デメリット
- 住宅等の財産は処分される
- 官報に氏名、住所が記載される
- ギャンブル等が原因の場合、免責されない場合がある。免責が許可されるまで一定の職業につけないなどの制限もある。